事例インタビュー:はじめてのデジタルサイネージ導入へ

医療法人社団カワサキ

Project Details:

  • Project デジタルサイネージ / STB / クラウド配信ソフト
  • Category 医療
  • Clients 医療法人社団カワサキ 理事長 川﨑 正仁様
  • Location 神奈川県
  • Project Year 2021年6月

医療法人社団カワサキグループは、3つの歯科医院と1つの整骨院・リハビリストホームを運営しており、 統一されたコンテンツや各医院独自のコンテンツをデジタルサイネージで放映しています。待合室で デジタルサイネージを導入したことで、情報を壁に掲示するよりも患者様の興味・関心が高まり、 診察時の説明も理解いただけるようになりました。この取り組みにより、顧客満足度の向上や患者様の健康促進に 貢献されています。


デジタルサイネージを活用した新たな取り組み
弊社サービス『キャストシリーズ』を活用し、患者様の健康促進と知識を高める情報を提供

お客様紹介

医療法人社団カワサキグループは、3つの歯科医院と1つの整骨院・リハビリストホームを運営しており、患者さんを一番に考え医療サービスを提供する地域密着型の医療法人です。
歯科医療のみならず整骨院やデイサービス、訪問診療など、多様な患者様に対応するとともに最新の医療技術と設備を駆使し予防から治療まで幅広い ケアを行います。

また、スタッフの成長と働きやすさを重視し、充実した教育制度や福利厚生を整えています。地域社会への貢献と信頼される医療提供を理念とし患者様一人ひとりに寄り添った治療を目指しています。

システム導入の経緯と選定のポイント

医療法人社団カワサキグループは、3つの歯科医院と1つの整骨院・リハビリストホームを運営しています。グループ全体で統一した医療情報の発信に取り組んでいましたが、アナログ的な手法では情報のばらつきやリアルタイム性の欠如などの課題がありました。

そんな時、その課題を相談したところ、株式会社アルネッツより同じ情報を同じタイミングで発信できるツールであるデジタルサイネージ「キャストシリーズ」の提案がありました。課題と解決策が合致したため、即時導入を決定しました。

また、他の企業からも医療に関するコンテンツがあらかじめ組み込まれた動画配信サービスの提案を受けましたが、コンテンツの内容が私たちのイメージと少し異なる点がありました。その点、デジタルサイネージ「キャストシリーズ」は独自のコンテンツを制作し、番組として放映できるため、納得して利用しています。
選定ポイント

選定のポイントは手軽さです。やはり、続けられない施策は面倒になり、良い結果を生まないと考えています。導入当初は動画の放映に手間取ることもありましたが、担当の営業さんやサポートデスクに相談し、来院していただいて指導を受けたり、お電話で設定のサポートをしていただきました。その後は順調に運用できています。

利用用途

定期健診や健康促進のイベント、スタッフ紹介、患者さんのインタビュー、認知度の低い「口腔がん検診」の番組を作成し、放映しています。

特に「口腔がん検診」の情報発信には力を入れています。日本では認知度が低いため、死亡率は33.6%(2018年国立がん研究センターデータより)と、先進国の中でも異常に高い数字となっています。死亡率が高い理由の一つには、手術後に顔が変わり、話すことや食べることが困難になるなど、過酷な生活を強いられるケースが多く、自ら命を絶つことに繋がることがあるためです。早期発見の重要性を発信し、皆様の笑顔と命を守りたいと考えています。

また、グループ全体での番組だけでなく、各医院がオリジナルの番組を放映できるように、デジタルサイネージ配信システムを活用し、仕組みを構築しています。グループ統一の放映と、地域に根ざした医院独自の放映により、有益な情報を発信できるよう努めています。

導入後の効果や利点

デジタルサイネージの待合室設置効果について
新型コロナウイルスの感染防止のため、待合室から雑誌を撤去しましたが、その結果、患者様が待ち時間を持て余すこととなりました。

これまで掲示板にさまざまな情報を掲示していましたが、壁の一部となってしまい、効果が出ていませんでした。しかし、デジタルサイネージで動画を放映し始めると、患者様が自然に視聴してくれるように変わりました。

その結果、診察時にデジタルサイネージで放映されている「口腔がん検診」の話題を出すと、事前に情報を観ているため、会話がスムーズになり、患者様の理解も深まりました。これにより、検診の増加や院内の業務効率の向上にもつながりました。

導入過程での課題と解決策

導入過程で発生した具体的な課題や困難

デジタルサイネージの導入過程ではなく、効果が現れ始めたころに、運用上の課題が発生しました。

具体的には、待合室で放映している動画が医師やスタッフには見えていないため、患者さんに「待合室で観た動画の話」をされても、状況を理解できないという問題が生じました。

運用上の課題についての具体的な取り組み

運用上の課題について株式会社アルネッツの営業担当に相談したところ、「治療室内にも同様のデジタルサイネージを設置し放映することで、共通の認識を持てるようにしましょう」と解決策をご提案いただきました。

グループ全体でこの施策を導入した結果、会話がよりスムーズになっています。また、治療室内のモニターはデジタルサイネージの放映だけでなく、電子カルテの確認など、他の用途にも活用しています。

今後の期待やメッセージ

今後の弊社に対して抱く期待や希望

グループ各院での情報発信の課題は解決しました。

当グループでは、院内診療だけでなく、訪問診療や高齢者施設での診療も行っています。院内で実感したデジタルサイネージによる理解促進効果が、院外でも同様に発揮されることを期待しています。

株式会社アルネッツが事業主となり、多くの施設にデジタルサイネージが設置されれば、訪問前の放映によって理解促進や訪問診療の効率化につながると考えています。

また、駅前には整骨院「リヴァー」を構えています。駅の往来が1日約1万人あるため、通行する方々に向けてモニターやLEDビジョンを使った街の広告や歯科医院の情報発信の仕組みの提案もお待ちしております。

今後の協力や発展に向けた一言

商品提案や今回の取材のご提案など、多岐にわたりご紹介いただき、大変嬉しく思います。営業の方で「何かご質問がありますか?」と突然尋ねられる方がいますが、知識がない場合には戸惑ってしまうことがあります。そのため、具体的なご提案をいただくことで、選択肢が広がり、より効果的な導入につながっています。

当社のサポート体制と支援内容

当社が提供するサポート体制やサービスの概要

当社ではお客様がサービスや商品を円滑に導入し、効果的に運用するためにサポ―ト体制を整えています。 具体的には以下のようなサービスを提供しています。(一部を抜粋)

  • STBやモニターの無料修理対応(保証期間内)、営業時間に開放される無料のテクニカルサポート
  • 定期的なシステムメンテナンスとアップデート
  • トラブルシューティングや問題解決の支援
  • デモンストレーションによる操作説明やトレーニングプログラムの提供

企業情報

企業名
医療法人社団カワサキ
ご担当者名
(取材ご対応者様)
理事長 川﨑 正仁 様
業界
医療業界
主要製品またはサービス:
  • 歯科川﨑医院
  • 歯科川﨑医院あいおい
  • 歯科川﨑医院中央
  • 上溝駅前整骨院リヴァー(整骨・リフレクソロジー)
  • リハビリストホーム上溝(デイサービス)
特徴や強み
最新の医療技術と設備を駆使し、予防から治療まで幅広いケアを提供しています。当院の歯科では、口腔がん検診も実施しており、専用の光学機器を用いた早期発見に努めています。さらに、整骨院やデイサービス、訪問診療など、多様な患者様に対応する取り組みを行っています。
連絡先情報
電話番号: 042-756-1113(歯科川﨑医院)